尾瀬ハイクの旅の行程と思い出   誘われてトラピクスのツアーに4人で参加し、やっと念願の尾瀬を歩くことができました。  まずは伊丹から羽田空港へ、そこからは高速バスで湯沢温泉まで行きました。  ホテル一泊の後、六日町、魚沼を経て奥只見シルバーラインを通過、奥只見湖ダムからは遊覧船に乗りました。  そしてまたバスで沼山峠まで行き、いよいよ「尾瀬ハイク」です。   事前にチェックした写真などでは木道の軽いウオーキングと思っていましたが、  峠が幾つかあり、普通の登山道もありました。  子供のころから口ずさんでいた「♪水芭蕉の花」もあちらこちらで見ることができました。    注.「口遊む」と書く。「くちずさぶ」   尾瀬小屋での宿泊も貴重な体験になりました。  まず風呂は熱くて浸かることはできず、ましてや大勢でしたから、お湯を薄めながら被るだけのものでした。  寝床も12畳部屋(?)に10人ですから、足場もないくらいです。(実は、テレビ・カラオケが邪魔してた!)  富士登山の山小屋では上向きに寝るには幅不足でしたから、まだ快適な方で寝不足になることはありませんでした。   2日目(旅の第3日目)に迎えた朝は最高でした。  太平洋の南に台風があり、麓よりも返って山中はその影響が大きいとか、  そのためか山小屋の早朝は少し雲が多く木道も濡れています。  山の上部は霧に包まれ、やがて時間が経つにつれて霧が上がっていきます。  このような小屋の周囲の景色の素晴らしかったことは忘れることができません。   尾瀬の環境を守る立場からは、案内人は厳しいにつきます。  熱心な花の説明に撮影しようとついついのめりこんで、思わず足が一歩湿原に出てしまいました。  この瞬間が案内人には見落とされるはずもなく、ひどく叱られてしまいました。   しかし、しかし尾瀬ハイクが素晴らしかったのは、全ては好天に恵まれたおかげでと言えそうです。  鳩待峠に着いてからはバスで新幹線直江津まで行き京都に帰りました。  2016.08.08.  追記   集団を外れて勝手に先を行く夫婦、男部屋にきて下着の世話をする奥さんなどなど他人事に話題は尽きませんが程々にしておきましょう。   5km、10kmのウオーキングの最初は、もくもくと歩きます。   しかしやがて、風景になれ木立や花になれ、ついつい見知らぬ人との会話も、うまくゆけばはずみます。   どこを歩いたか関心の無かった人もいるでしょう、それでも歩いた結果は全員平等にそれぞれに、なんとも言えない達成感にしたれます。